参照:琉球新報(2019年1月4日・朝刊)
参照:沖縄セルラー電話ホームページ
どうも!おきアロハです!
今回は2017年度(2017年4月~2018年3月)の沖縄県内企業利益ランキング上位50社を紹介します。
転職したい、沖縄で働きたいという方はぜひこのランキングは見ていた方が良いですね!
目次
さっそく上位50社ランキング!

1位は4年連続でスーパー「サンエー」 純利益104億円
沖縄県内でスーパーやショッピングセンターを展開しているサンエーが4年連続で1位に輝きました。
純利益額は驚きの104億円。
ちなみにこの純利益とは企業の売上額から社員の給与や税金等必要な支出を差し引いて、純粋に企業の手元に残るお金の事を意味しています。
つまり、サンエーは2017年度に104億円の黒字だったということです。凄い金額ですよね。
黒字にするのがやっとという企業がある中で、104億円の黒字は本当に凄いことだと思います。
イオンモール沖縄ライカムが進出し、サンエーにも少なからず影響はしているかと思いますがそんな影響を微塵も感じさせない数字ですね。
その背景には好調な観光経済が大きく影響していると思います。
これまでサンエーのような地元の人しか行かなかったスーパーやショッピングセンターに多くの観光客を見かけるようになりました。
その大きな後ろ盾が今回の大幅な黒字に繋がっているのだと思います。
サンエーは県内であれば誰しもが知る大企業。
学生たちもこぞってサンエーへの入社を希望します。
しかしながら、離職率はやや高いようです。年中無休でシフト制での業務の為、体力が必要な職場であると言えそうです。
この情報もしっかりと頭に入れて就職・転職活動をしてみてください。
2位は3年連続 沖縄セルラー電話 純利益90億円
沖縄セルラー電話は県外の方はあまり馴染みのない企業名だと思います。同社はKDDIと沖縄の複数の企業が出資して作った会社です。
沖縄セルラー電話発足の豆知識
1990年 (平成2年) 10月に本土と沖縄の経済人が沖縄振興のために協力していくことを目的とした「沖縄懇話会」が発足し、その中で、携帯電話会社を設立する方針が明らかにされました。このような背景のもとで、当社は沖縄地域において携帯・自動車電話サービスを行う会社として、KDDI株式会社 (旧第二電電株式会社) をはじめ有力企業の出資により、1991年 (平成3年) 6月1日に設立されました。
沖縄セルラー電話ホームページ
KDDIの血が半分、沖縄の血が半分という非常に特殊な形態の会社です。
東京の資本が入っていますので、社員はとても教育されており、沖縄の会社という雰囲気は感じません。
現在は超がつくほどの人気企業で給与も非常に高いです。
このように沖縄のために沖縄の人たちが立ち上げた会社なので地元への貢献度も高く、認知度も高いです。
その為、沖縄だけがauユーザーの契約数者がdocomoユーザーを上回っているんです。
携帯電話の契約がauであればネット回線も必然的にauになりますよね。
このように沖縄セルラー電話は沖縄の通信ビジネスを囲い込んでいるが故に利益率も非常に高いんです。
しかしながら、現在は格安SIMの登場で通信業界は大きく揺れています。
とは言え、沖縄セルラー電話は子会社のUQモバイル沖縄も持っていますので、売上が若干落ちるにしてもグループ内で留めておくことが出来ますので問題なさそうです。
ネットを利用するならやはり固定での通信が安定していて速いのでこれからも固定のネットの需要は上がる一方なのでこれからも盤石な企業であることは間違いなさそうです。
2017年の12月に中途採用を募集していましたが、それ以来現時点まで中途採用の求人を見ていません(僕が見逃しているだけの可能性もあります)。沖縄セルラー電話に入るには新卒採用の方が有利だと思います。
3位 琉球銀行、5位 沖縄銀行
やはり地方銀行は上位にきますね。沖縄は人口も増え、県外、海外からの企業の進出、観光客の増加など、銀行にとってはこの上ない環境だと思います。
県外の地方銀行は人口減少に伴い、合併や統合が進んでいます。
沖縄県も2025年までは人口が増えていくと予想されていますのでここしばらくは銀行にとっても安心な環境だと思います。
しかし、これまでのようにお金を貸して利率で儲かるビジネスでは通用しないと思います。
クラウドファンディングなどの新しい資金調達方法が登場し銀行の存在意義を脅かしています。
ATMも時間外だと手数料が取られるのもよくよく考えるとおかしな話ですよね。
銀行はお客さんからの預金を運用し利益を出しているにもかかわらず、そのお客さんがお金を引き出すとなると手数料をもらう・・・。
これからも銀行は残るとは思いますが、生き延びていく手段を考える時期に差し掛かっていると思います。
琉球銀行も沖縄銀行も社風はほとんど同じです。
強いて言うなら「琉球銀行は革新的で柔らかい性格」、「沖縄銀行は保守的で固い性格」です。
沖縄の銀行は体育会系で飲み会がとにかく多いです。また朝の清掃などもあります。
とある支店では「月曜日は憂鬱だから憂鬱会」、「水曜日はNO残業デーだから早く飲もう会」、「金曜日はお疲れ様会」と週に3回飲み会があるそうです。恐ろしい・・・。
まとめ
純利益2千万円以上の企業は9年連続で増加し、2017年度は前年比10.3%も増えています。いかに沖縄が好調なのかが分かる数字です。
沖縄で働きたい、沖縄に移住して転職したいという方はぜひこのランキングを熟読してください。
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※この企業ランキングは東京商工リサーチ沖縄支店が独自に入手した数値をデータベース化し分析した数字です。
沖縄の情報、育児の情報を中心に書いています。趣味のカメラと映像の話も少しだけしています。