どうも!おきアロハです!
今回は沖縄の交通機関について話をしたいと思います。移住を希望されている方は特に要チェックです!
沖縄に鉄道はない
既に知っている方もいらっしゃるかと思いますが、沖縄に鉄道はありません。新幹線はもちろん電車もありません。公共の交通機関はバスとモノレールになります。
沖縄都市モノレールが開業したのはわずか10数年前です。つまりそれまでは「バス」しか公共の乗り物はなかったのです。
沖縄県民に定着しなかったバス
バスは安くで遠くまで行けるのがメリットですよね。バスに乗り慣れていない私にとっては「次で降りるのか? それともその次か?」など毎回ソワソワします。その他のメリットとしては乗車中に自分の時間としても使えますよね。自分磨きをする上では良い乗り物かもしれません。しかし、バスは全てのユーザーの期待に応えられる乗り物ではありません。タクシーのように来てほしい時間や場所には来ませんし、降ろしてほしい場所で降ろしてくれる訳でもありません。
さらに沖縄は坂が多く、バス停に行くまでも一苦労です。さらに夏になると暑くて暑くて、とてもじゃないですがバス停まで歩く気になれません。結果として、鉄道の無い沖縄県民にとって利便性の悪いバスは「県民の足」として定着しませんでした。
県民の足は自動車へ
その代わりに定着したのが自動車です。私の家族もそうですが、基本的に一人1台所有しています。これは東京などの都市部に住んでいる方々とは大きな違いではないでしょうか。
私の家族は4名家族ですので、4台も車がありました(とにかく沖縄は駐車場が必要なんです・・・!アパートを探すときは必ず駐車場付かどうか調べましょう!)。
逆に言うと、車が無いと全く生活ができないのです。その為、通勤、通学、友達の家に行く、コンビニに行くなどは全て車です。日本を代表するクルマ社会と言えます。「いやいや、最寄りのコンビニぐらい歩きでしょ」と県外の方々は感じるかと思いますが、5分以上歩くとなるとほとんどの人が車に乗ります。10分はまず歩かないと思います。それゆえに沖縄にはメタボの人が多いんです。私も今ダイエット中です。お恥ずかしい・・・
沖縄の深刻な渋滞問題
県民の足が車となった沖縄で何が起こるかと言いますと「渋滞」です。出勤時、退勤時の渋滞は皆さんの想像の数倍を超えるひどさです。全国でもワーストレベルです。
皆が車に乗ってしまうとそりゃ混みますよね。また、社会人だけではなく琉球大学、沖縄国際大学などの数千名の学生も皆一人1台で通学をしているのでさらにライバルは増える訳です。
沖縄にある交通機関は利便性の悪いバスのみです。モノレールもありますが、那覇市内に住んでいる一部の県民しか恩恵を受けていませんので、車を選択せざるを得ないのです。
車でもバスでも渋滞に巻き込まれるとなると、ほとんどの人が利便性の高い車を選択します。バスは各バス停で停止するので、車で通勤していた時よりも出勤時間は長くなり、さらに会社に到着するのも遅くなってしてしまうのが現状です。結果的に車通勤よりもだいぶ早めに自宅を出発しなければならないのです。それではバスの利用者も増えませんよね。
沖縄の渋滞が解消されない理由~負のスパイラル~
「車は混むから公共交通機関に変更だ!運転するのも面倒だし」→利便性の悪いバスのみ→自分一人がバス通勤に変えたところで渋滞は解消されない→「おいおいこれだったら自家用車の方がいいじゃん!」→バスの利用者は増えない→自家用車が増える→渋滞が解消されない
上記の負のスパイラルが発生し続けているのです。昼間だと20分で行ける場所が朝や夕方は平気で1時間以上もかかったりします。その為、沖縄県はなるべくバスに乗りましょうという「わったーバス党」というキャンペーンを打ち出し渋滞解消に乗り出しました。「わったー」とは沖縄の言葉で「わたしたち」を意味しており「わたしたちはバスを利用する党員です!」みたいな意味ですね。また、沖縄県庁職員に時間差出勤をするよう働きかけていますが、目立った効果はなさそうです。
移住もしくは転勤で那覇市内に職場がある場合は那覇市内に住むことを強くおすすめします。可能であればモノレール沿線がいいでしょう。
沖縄の交通事情について他にお聞きしたいことがありましたら、お気軽に質問してくださいね。
沖縄の情報、育児の情報を中心に書いています。趣味のカメラと映像の話も少しだけしています。